7月10日 (三日目)
三日目の目的は尊敬するハンス.J.ウェグナー氏の生誕の地 Tønder(トゥナー) 訪問です。
トゥナーはドイツ国境近くにあり、電車を乗り継いで4時間ほどのところにあります。
朝食を6:30開始と同時に食べ、こっそり昼のサンドウィッチまでつくり出発。
(どうにか食費を抑えようという苦肉の策)
「7:28発のICに乗る」ということは前夜に下調べ済み。
上から3番目。7番ホームですね。
ここまではなんとなく分かったのですが、
「あれ?行き先が二つ書いてあるんじゃない?」って気づきまして、
Sonderborg st と Esbjerg st 。
「え?なんなの?」と思っても、頼りのスマホが使用できず、
時間も余り無く焦りだす始末。
ホームにいた駅員っぽい人に、「Tønderに行きたいんだけど。。。」って聞いたら、
なんか、「前のほうの車両に乗れ、後ろの車両は途中から違うとこ行っちゃうぜ。」
的なことを言われ、現在ホームに来ている列車の前のほうを指差してます。
ただ、ホームの電光掲示板には、7:27発の列車の表示があったので、
「この次の列車の前のほうに乗ればOK」と解釈。
落ち着いて考えれば、1分の差で列車が入ってくるなんておかしいのですが、
そんな落ち着いた判断出来ません。
ホームにいた列車が出発すると、27分発も28分発も電光掲示板から消えまして、
「おい、おい、やっぱりアレだったぞ。」と。
おそらく駅員ぽいおっさんは
「なんだ?あの東洋人。せっかく教えてやったのに乗ってねーぞ。クレイジーだぜ。」
って思ってただろうな。。
前夜の下調べではあの便は1時間に1本。せっかく早起きしたのに台無しだ。
と、思ってたら、タカちゃんが路線図と時刻表を調達してきて、とりあえず、西に行く列車に乗ろうという。
確かに、調べてたのは「乗り換えが1回」という条件付き。
幸い、複雑な路線ではないので行けそうだね、なんて話してたら、IC Lyn っていう特急のような列車が到着。
次の列車のことは中で考えようということでその列車に飛び乗りました。
少し行き過ぎることになるが、Frederisiaというところまで行き、引き返せば、もとのラインに戻れそう。
隣の席の女の子。
昨日、齋藤さんが言ってた「こっちの人は太陽大好き」って話。
日をもろに浴びながら読書してる。
日本なら、日よけを下ろすか、僕らが座ってる日陰サイドだろ。
意図的かどうかは分からないが席はたくさん空いてるから、
やっぱり「太陽大好き」ということにしておこう。
日陰サイドの東洋人3人組。
列車に乗っていると、車掌さんのような人が切符を見回りに来ます。
基本的に駅で切符を見せることは無いので、乗車後に確認されます。
これも、来たり、来なかったりなんですが。。。
ただ、ここで切符が違ったり、違法乗車が見つかったら、問答無用で罰金らしいです。
知らなかったとか、間違ったとかは効かないそう。問答無用です。
罰金も750kr(¥15,000)とかなり痛い金額。
僕らは無敵(?)のユーレイルパスがあるのでいいのですが、
後ろのほうに座ってたおばあちゃんと、切符確認に来たおばさんが何やらもめてる。
どうやら、おばあちゃんの切符に違反があったようで、罰金を通告されているみたい。
(勘ですが。。。)
最後にはおばあちゃん「こんな大金、払えませんわ~」って泣き出してしまいました。
(勘ですが。。。)
ちょっとかわいそうな気もしましたが、ルールなんでしょうね。
知らない国で違反乗車はやめましょう。
そうこうしてたらFredericia到着。乗り換えてBrammingを目指します。
Brammingに近づくにつれ、ちらほらあった近代的な建物も見当たらなくなり、
田舎に来た感覚。
当初乗る予定だった列車の10分遅れで、Bramming到着。
「よかったね!」と喜んだのも束の間、ここから最終目的地トゥナー行きの列車が出たばかりでした。
この列車も1時間に1本。こればかりはどうにもなりません。
田舎の駅で待ちぼうけです。
この線路の先に目的地Tønderがあります!!