
BeforeAfter
✔︎ 築43年の戸建てのリノベーション
✔︎ LDK+和室 → LDK+ヌック

暮らしの「こうだったらいいな」をかたちに
2015年にサイドボード・テレビボード・センターテーブルを製作させていただいたお客様から、今回は戸建てリノベーションのご相談をいただきました。
「広い洗面カウンターが欲しい」「パントリースペースとファミリークローゼットを新たに設けたい」「広いラウンドテーブルを置きたい」「使っていない和室を有効活用したい」「リモートワークができる小さなスペースが欲しい」──
さらに「オープンで大人っぽいキッチンが理想です」と、たくさんの“こうだったらいいな”をお聞きし、それらを叶えるべくプランニングを進めていきました。
暮らしの変化にフィットする、柔軟な間取りへ
ご家族は、ご夫婦とお子さま2人の4人暮らし。和室が空間を仕切ってしまっていたため、リビングが狭く、ダイニングもキッチン前に位置していたことから、スペースにゆとりがあるとは言えない間取りでした。
今回のリノベーションでは、洗面スペースを広げるために洗濯機を移動。家事室兼ファミリークローゼット兼パントリーという、回遊性のあるユーティリティルームを新設しました。
キッチンはリビングダイニング側に寄せて、向きを変えてオープンに。リビングと和室を隔てていた壁を取り払い、ひと続きの広いリビング空間にすることで、ダイニングにもゆとりが生まれました。
元々広かったリビングにダイニングスペースをスライドさせ、活用されていなかった和室をリビングの一部として取り込むことで、空間全体を有効活用。和室の押し入れだった場所は、こもり感のあるワークスペースとして生まれ変わりました。
リビングの隅に “ヌック”という小さな空間を
今回のリノベーションの中でもユニークなのが、リビングの一角に設けた“ヌック”。ヌック(nook)とは、スコットランド語が語源で、住まいの中にある、こぢんまりと落ち着ける居場所のこと。
元は和室の押入れだったスペースを、ご主人のリモートワーク用に活用。小上がりの段差を少し飛び出すように設計し、お子さまたちがベンチとして腰かけたり、壁にもたれて読書したり…多用途に使える場所になりました。
ヌックの中には造作のデスクとウォールユニットを設け、本や書類などを整理できるように。足元は掘りごたつ式に仕上げ、“狭すぎず広すぎず”のちょうどいいこもり感が、心地よさを生んでいます。
また、ヌックのデスクまわりはリビングから死角になるよう設計しており、急な来客があっても慌てる必要はなし。リモート会議でも背景を気にせず集中できる、そんな“自分だけの場所”ができました。
ユーティリティで家事も身支度もスムーズに
キッチン横には、廊下からも出入りできる約3帖のユーティリティスペースを新設。冷蔵庫・洗濯機・パントリー・ファミリークローゼットの機能を1か所にまとめた、家事と収納の拠点のような空間です。
「広い洗面カウンターが欲しい」というご希望に合わせ、洗濯機はユーティリティへ移動。その分、洗面スペースには約1.7m幅のゆとりあるカウンターを確保することができました。
ユーティリティを回遊動線の中に組み込むことで、「洗う→干す→畳む→しまう」の一連の動作がコンパクトに。忙しい日々の中でも、家事を気持ちよくこなせる工夫を散りばめました。
Berore

After
△奥様の愛読誌I’mhome に載ってそうなキッチンを目指して
△チークとクォーツストーンを使った大人っぽいキッチンに

△キッチンのアイコンとなるアアルトのゴールデンベル。小物からキッチンをデザインしていくのもオーダーならではの魅力
△テレビボードとセンターテーブルは2015年にオーダーいただいて製作したもの
△元々和室の押し入れだった場所をヌックにして、ワークスペースとしても使えるように
△小上がりの段差を少し飛び出すように設計し、ベンチとして腰かけたり、壁にもたれて読書したり
△ ヌック内には造作のデスクとウォールユニットを取り付け、掘りごたつ式にし、広さはなくとも快適なスペースに
△洗面台はリノベーション全体のコストバランスを見て、水まわりにも安心のメラミン材で製作
△洗濯機をユーティリティーに移動させたことで約1.7mの広々洗面スペースを確保
△左側の鏡がスライドする仕組みになっているので、2人並んで身支度ができる
RENOVATION 08
戸建てリノベーション
築年数:43年
家族構成:夫婦+子ども2人
間取り:LDK + 和室 → LDK + ヌック
プランニング:sync-furniture
▷キッチンなどの詳細はこちら [ HOUSE 198 ]
