
BeforeAfter
✔︎中古マンションリノベーション
✔︎ 2LDK→2LDK

アアルトに憧れて ― アアルトの空気感を宿したマンションリノベーション
アルヴァ・アアルトに深く魅了されたお施主様のご自宅。なんとフィンランドのアアルト自邸に実際に足を運ぶほどのファンであり、「あの空気感を暮らしの中に取り入れたい」という想いから始まったリノベーションです。
約70㎡の空間は、大きな間取り変更をせず、既存のLDKを活かすプランに。細部のディテールに北欧的な要素を重ねることで、アアルトがつくる空間のようなあたたかさと心地よさを加えました。
設計の中心に据えたプランターボックス兼ねた本棚
窓下に設けたのは、プランターボックスを兼ねた本棚・CDラック。この家具は、アアルトの自邸を彷彿とさせるデザインで、設計の初期段階から家の“核”として据えられていました。リノベーションの設計は、この家具を起点に広がっていきました。視線の抜けを妨げることなく、緑と心地よさを暮らしに添える、さりげなくも印象的な存在となっています。
また、壁面のウッドタイルは既存のもので、当初は白い壁と白木のイメージから解体予定でしたが、2面を残してアクセントとして活かしました。
北欧に息づく丁寧さを、ひとつのかたちに
キッチンには、北欧家具によく使われるビーチ材を採用。床材はノルディックパインの無垢材をオイル仕上げで仕上げました。やわらかな木の質感が空間にあたたかみを添えています。
キッチンは壁付けのI型。そのままダイニングスペースへと続き、リビングとの間には作業台を設置しました。ここでは、コーヒーを淹れながら会話を楽しんだり、料理を盛りつけたり、時にはグラスを傾けながらくつろいだり——日常のささやかな時間が自然と生まれる場所です。
キッチン入り口は、アーチ状の垂れ壁にして柔らかく空間を区切りました。空間をやわらかく仕切りながら、ほんのりとアクセントを加えています。壁にはアルネ・ヤコブセンの「AJ ウォール」、ダイニングにはアルヴァ・アアルトの名作「Beehive(蜂の巣)」。北欧の名作たちが、この空間に息づいています。
動線を少し整えて、快適さをプラス
平面プランに大きな手を加えることなく、廊下の位置を調整しながら、脱衣スペースのと洗濯スペースの新設を実現。“使いやすさ”という現実的な視点も、しっかりと織り込んだプランニングです。
土間とR壁が迎える、印象的なエントランス
玄関を開けてまず目に飛び込むのが、曲線を描いたRの壁と、MORTEXで仕上げた印象的な土間。
この土間には、ご夫婦の靴だけでなく、自転車2台が並べられるスペースも確保しています。機能性と造形美を兼ね備えた、まさに“住まいの顔”にふさわしい場所です。
Berore

After

△アアルトの自邸を意識したプランターボックスを兼ねた本棚

△デスク上部には可動式のSYNCオリジナルウォールユニットを

△ノルディックパインの床材はお施主様と一緒に仕上げたもの
△キッチンは北欧家具にもよく使われるビーチ材を採用
△キッチン入り口はアーチの垂れ壁で印象的に
△LDKの扉を開けると、アルネ・ヤコブセンの「AJ ウォール」が出迎えてくれる
△I型のキッチンをダイニングまで伸ばし一体感を





△MORTEXで仕上げた印象的な土間

△土間空間を新設し、ご夫婦の靴だけでなく、自転車2台が並べられるスペースも確保
△土間横にある書斎として使えるROOM2
△廊下の位置を調整し新設した脱衣兼洗面スペース
△洗面台と浴室の隙間を利用し、引き出し収納を造作

RENOVATION 05
マンションリノベーション 約70㎡
間取り:2LDK→2LDK
プランニング:sync-furniture
施工:CRAFT WORKS
▷キッチンの詳細はこちら [ HOUSE 59 ]
