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「ラワン」って、どんな木?


June 20, 2026



title: 「ラワン」って、どんな木? | Page No,321 | No.1 | sync-furniture | 株式会社 SYNC | 福岡県 家具工房 | オーダーメイドキッチン 最近、お客様との打合せで、こんな雰囲気にしたいですと
「ラワン」をご要望いただくことがあります。

オークやチークのように、ひとつの樹種の名前だと思われることも多いのですが、実は「ラワン」は少し特殊な存在です。


ラワンは木の名前ではなく「総称」
ラワンとは、東南アジアに生育するフタバガキ科の樹木の総称です。
東南アジアの熱帯雨林の6〜8割を占めるともいわれ、種類も約560種と多い。その中でも、軽軟なものを中心にやや重硬な樹種も含めて、まとめてラワンと呼ばれています。
そのため、オークやウォールナットのように「この木」と明確に決まっているわけではありません。

ラワンは節が少なく、表面が比較的なめらかで加工しやすいことから、合板の材料として使われてきました。日本で使われる合板の多くにもラワンなどの南洋材が使用されています。

そして、普段はその上に突板やメラミンが貼られるため、ラワンそのものを見る機会は意外と少ないかもしれません。
実は、SYNC-FURNITUREで使用している突板の裏側にもラワン合板が使われています。

ラワンは便宜上、「レッドラワン
・イエローラワン
・ホワイトラワン」の3つに分けられます。
中でも、家具や内装で見かけることが多いのがレッドラワンで、赤みを帯びた色合いと、どこか素朴な表情が特徴です。最近人気の理由も、この少しラフで気取らない雰囲気にあるのかもしれません。

title: 「ラワン」って、どんな木? | Page No,321 | No.2 | sync-furniture | 株式会社 SYNC | 福岡県 家具工房 | オーダーメイドキッチン△実際に製作したラワン突板を使ったサンプル

“ラワンは、均一じゃない”
まず知っていただきたいのがこの特徴です。

ラワンはひとつの樹種ではなく総称です。さらに、もともとは合板の材料として使われることが多く、オークやチークのように表面材として流通してきた木材とは少し成り立ちが異なります。

そのため、木目や色合いには比較的大きな個体差があります。実際にサンプルを並べてみると、同じラワンでも色味や木目の表情はさまざま。

また、もともと合板などの下地材として広く使われてきた材料のため、製材やスライス加工の際にできる細かな傷や、軽微な虫喰い跡、小さな割れなどが含まれる場合もあります。もちろん、家具や内装材として使用できる範囲で選別されていますが、こうした表情も含めてラワンという素材の特徴のひとつです。

SNSや施工事例の写真を見て「この雰囲気が好き」と思われる方も多いのですが、実物を見るとイメージしていたものと違って感じることもあります。

だからこそ私たちは、まず実際のサンプルを見ていただくことをおすすめしています。
ラワンを選ぶ際は、「この写真と同じものになる」ではなく、「表情の違いも含めて楽しむ素材」と考えていただくとよいかもしれません。

title: 「ラワン」って、どんな木? | Page No,321 | No.3 | sync-furniture | 株式会社 SYNC | 福岡県 家具工房 | オーダーメイドキッチン△表面はラワン突板、小口にニヤトーの無垢材を貼ったサンプル

SYNC-FURNITUREでは、突板を使って家具を製作する際、小口には「ひも」と呼んでいる数ミリ厚の無垢材を貼っています。オークにはオーク、チークにはチークというように、通常は同じ樹種の無垢材を合わせることがほとんどです。

しかし、ラワンの場合は少し事情が異なります。ラワンはもともと合板材として流通してきた背景もあり、無垢材として安定して手に入ることが難しい材でもあります。

そのためSYNC-FURNITUREでは、同じ東南アジア産で色味や相性の良いニヤトー材を小口に使用しています。普段はあまり意識されることのない部分ですが、こうした細かな納まりも家具の印象を左右する大切な要素です。

title: 「ラワン」って、どんな木? | Page No,321 | No.4 | sync-furniture | 株式会社 SYNC | 福岡県 家具工房 | オーダーメイドキッチン△ラワンベニヤを使用したキッチンの事例(HOSUE 278

ラワンは、ひとつの樹種ではなく多くの種類を含む木材です。だからこそ、色味や木目の表情にも幅があります。

施工事例やSNSで見かける雰囲気も素敵ですが、それだけでは伝わらない素材の個性もあります。私たちは、その違いも含めて木材の魅力だと考えています。

家づくりやキッチン・家具づくりを考えるときは、ぜひ実物のサンプルにも触れてみてください。素材を知ることで、より愛着の持てる選択につながるかもしれません。

参考文献:宮本茂紀『原色インテリア木材ブック』


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TYPE: KITCHEN



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