空間に“深み”を加えるなら、濃い木材がおすすめ。
今回は「落ち着いた色味が好き」「空間を引き締めたい」という方におすすめしたい、濃い色味の木材4種をご紹介。
使い込むほどに深みを増す“育つ木”たち。
上質で大人っぽい空間づくりにぴったりな材種ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
△ブラックチェリー(左上)、ウォールナット(右上)、チーク(左下)、クルミ(右下)
北米に分布する「さくらんぼの木」。
やわらかくなめらかな肌触りで、赤みを帯びた淡い色がだんだんと濃い赤褐色に変化していく、豊かな経年変化が魅力です。
表面に現れる黒い斑点のような「ガムポケット」も、自然素材ならではの味わい深さを感じさせてくれます。
△ステンレスとのコントラストが上質な緊張感を生み出す洗練された空間
△流れるような木目と落ち着いた色調が庭とのつながりを感じさせる
北米五大湖周辺に分布する「クルミの木」で、世界三大銘木のひとつ。
重厚感と高級感があり、空間をぐっと引き締める存在感があります。暗褐色の木肌は、時を経て明るくツヤのある茶色へと変化し、使い込むほど美しさが増していきます。
東南アジア原産で、世界三大銘木のひとつ。
天然の油分を多く含み、独特のしっとりとした手触りと高い耐水性があります。
かつては豪華客船の甲板や内装にも使われてきたほどの高い品質で、北欧ヴィンテージ家具にも多用されています。金褐色に艶を増していく経年変化も魅力のひとつ。
日本や中国に分布し、古くから親しまれてきた木材。
ウォールナットに比べて軽くやわらかく、ナチュラルで優しい雰囲気があります。
ややくすんだ落ち着いた褐色は空間に溶け込みやすく、心地よい居場所づくりにぴったりです。
△柔らかく手触りとやさしい色味が、ナチュラルな空間に親しみを添える