7月9日 (二日目)
ぐたっりで寝坊するのかと思いきや、かなり朝早く目が覚める。
朝食が6:30からということで、ぷらっと朝の散歩へ。
朝方、雨が降ったらしく路面が濡れている。
少し肌寒いが、天気予報ではかなり気温が上がるらしい。
歩いて齋藤さんとの待ち合わせしているコペンハーゲン中央駅へ。
コンコース中央にはセブンイレブンをはじめ、飲食店が並ぶ。
上を見上げると特徴的な大きな鉄のアーチ。。。鉄の。。。ん?
木!!
昨日、通った時も鉄と思って疑わなかったがよく見るとその全てが木製だ。
レンガの石積みの技術もさることながら、木造の技術、デザインも秀逸です!
齋藤さんとの待ち合わせまで少し時間があるので、今日から使う、「ユーレイルパス」を
利用開始するためのバリデーションという手続きを行うことに。
どうやらこれ、開始日の「スタンプを押してもらう」という作業らしいのですが、
どこでやってもらえるのかわからないので、中央窓口でパスを見せ、「スタンプどこだ?」と聞くと
「それなら、なんちゃらカウンターでやってる」というので、とりあえず指差す方向へ行くと、
あってるかどうかは定かでは無いが、バックパッカーが集まってるカウンターがありました。
「順番待ちの整理券をとって待て」みたいなことを言われ、発券機をみると、2種類の券がある。
いちかばちかで選んだ券を握りしめ、ドキドキしながら順番を待つ。
身振り、手振り、熱意で
なんとかスタンプを押してもらえました。
これで3日間、鉄道乗り放題です!
さて、齋藤さんとも合流し、本日最初の目的地、ヤコブセンデザインがあふれるベルビュー・ビーチへ向かいます。
ベルビュービーチのあるクランペンボー駅までは赤い列車S-tog(エストー)に乗って。
さすが、自転車大国。ガンガン自転車を持ち込みます。
中にはちゃんと自転車を固定する席(自転車優先席)があります。
ゆられること30分。クランペンボー駅へ到着。
歩いてビーチへ
この地域は1930年代頃からデンマークの海岸線は国の最も人気のある観光地として有名だったそうで、
ゲントフテ市により、北コペンハーゲンの海岸線の一部を既存の公園を組み合わせた
海辺のリゾート複合施設に開発する計画が立てられました。
この計画を実行したのはランドスケープデザーナーの ソーレンセン(C.Th. Sørensen)。
彼が建設を進めて行った後、ベルビューのビーチ複合施設建設計画が打ち立てられ、
アルネ・ヤコブセンの設計提案がコンペで勝ち残り彼の案が採用されたのだそうです。
今でも、国内の有数の避暑地、リゾート地として愛され、
また、ヤコブセンファンが多く訪れる観光地になっています。
雑誌でもよくみる有名な監視塔。
最近、補修されたそうで、思ってたより青が濃い印象。
ビーチバレー用のネットのポールもそうだが、青のストライプが、白い砂浜と青空に映える。
公園をはさんで見えるのがベルビューシアター。
木陰に座って、昨日の話の続きを。
今日は、珍しく気温が30度近くまで上がるそう。
カラッとしているのでうだるような暑さではないが、ずいぶん日に焼けてる感じはがする。
そうこうしてる間にビーチには多くの人々が。
海水浴してる人。
ビーチバレーしてる人。
トップレスで日光浴してる人。
トップレスで泳いでる人。
トップレス。。。
あー、わいてきましたよ!海外に来たっていう実感が!
もっと居たい(見たい)気持ちを抑え、集合住宅のほうへ。
ここでも特徴的なのが、窓!、木製サッシ。
真っ白い壁に木のサッシ。
このバランスが絶妙だよね。
ヤコブセンファンが経営する、ヤコブセンレストランは閉店し、別のレストランに変わってました。残念!
ちなみに、中のテーブル席は全てウェグナーのYチェアでした(笑)
ベルビューシアターのエントランス。
ここでも木の使い方が印象的。
硬貨にもあしらわれてるハート。いたるところにハートマークがあります。
さて、次はまた電車に揺られ、ヘルシンゲル(Helsingør、)を目指します。
ハムレットの舞台となったクロンボー城を見学です。