


先日、東京・ヒカリエホールで開催中の『織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ』 を見に行ってきました。ネタバレも避けたいので、ここでは写真も数枚だけ、感想もさらっとだけ。
ウェグナーの名作椅子が、4つの空間を巡りながら約160脚。語彙力が追いつかないほど、とにかく圧倒されました。
展示数はもちろん、一脚一脚の見せ方や空間全体の構成がとても丁寧で、自然と静かに、じっくりと向き合いたくなる展示。古い椅子や、組み上げ前のパーツ、最後には現行の椅子に実際に腰掛けられるコーナーまであって、心がずっと満たされっぱなしでした。
展示を見終えたあとも、しばらく頭の中は椅子でいっぱい。すでに我が家は夫婦2人で4脚あるのに、また欲しくなってしまった…。
そして今日、納品や製作の調整も整ったので、ほかのスタッフたちも弾丸でハンス・ウェグナー展へ。
今ごろ受付をくぐった頃かな。私は滞在2時間だったけれど、「俺たち(設計・家具職人組み)なら3時間は余裕だろう」と言っていたので、何時間見てくるのかちょっと楽しみです。
世界中探しても、これだけの規模で椅子を見られる展示はそうそうないとのこと。また、PP Møbler社CEOのキャスパー氏ですら「見たことがない椅子があった」と話していたほど。椅子好きにも、椅子にあまり触れてこなかった人にも、ぜひ足を運んでほしい展示会でした。
織田コレクション
ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ
期間|2025.12.2 – 2026.1.18
場所|ヒカリエホール(東京都渋谷区渋谷2-21-1)
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/25_wegner/


▲PPMøbler|PP225 FLAG HALYARD CHAIR(フラッグハリヤードチェア)
夜は、今回の出張の本来の目的でもあるPP Møbler主催「PPアカデミー」へ参加してきました。会場は、大正後期に建てられた木造3階建ての建物「井筒屋」。扉をくぐると、PP225 FLAG HALYARD CHAIRがお出迎えしてくれました。
続いてPP68やPP701などの名作たちが並び、100年の歴史をもつ建物の空気に、PP Møblerの椅子が不思議なくらい自然に馴染んでいて。「やっぱり和と北欧って合うんだなぁ」と。(雰囲気に浸りすぎて写真を撮り忘れました…)
その小さな空間で、PP Møblerの椅子に実際に座りながら、ブランドの歴史やクラフトマンシップに触れる濃い2時間。
ちなみに“PP Møbler”という名前は、創業者であるEjnar Pedersen(アイナ・ピダーセン)とLars Peder Pedersen(ラース・ペダー・ペデルセン)、二人の頭文字 “PP” が由来。
木という素材を熟知し、家族で受け継がれてきたものづくり。その背景を聞きながら体感する時間は特別でした。
会の後は、参加者の皆さんとお酒を交わしながらの交流会も。刺激と余韻たっぷりの、東京出張1日目となりました。
