7月12日(五日目)
この日は朝からお土産調達。
昼からは予定をいれているので午前中だけという限られた時間でお土産をゲットしなければならない。
先日のアンティーク通りが、バケーションと重なり、不発だったため、ほとんどお土産をゲットしていない。
早くそのプレッシャーから開放されたい気持ちで、朝早くから、トーヴァルセン(旧ガンメルストランド)の蚤の市に出かけました。
ただ、気持ちが先走り、早くつきすぎてしまい、まだ、出店者が準備中。
主催者(?)と思われるおばちゃんに「まぁ、コーヒーでも飲まんね。」的なことを言われ、コーヒーを飲みながら、並べられていく品々を物色。
ビンテージ家具を扱うお店の知り合い友人から言われてた通り、激安感はなく、掘り出し物!っていうのもありませんでしたが、
ま、日本で買うよりかはお買い得な価格で数点購入。
五日目ともなると、「もうコペンハーゲンはまかせといて」くらいの余裕ぶりで、
限られた時間内に買い物を済ませないといけないので、
今まで目星をつけておいたお店にそれぞれ単独行動で繰り出すのでありました。
休日ということで、お昼前には公園ではピクニックをしている家族がたくさんいました。
以前も書きましたが、デンマークの人はホントに国旗好きみたい。
日本で、日の丸の旗をたくさん差してピクニックって考えられないですよね。。
お昼からはまたまたサトコさんと合流し、INAGAKI DESIGN WORKSの稲垣さん他、多くの方々にオススメと言われた教会に。
それはグルントヴィークス教会(デンマーク語: Grundtvigs Kirke)。
ファサード。凄いスケール感!
1913 年、イェンセン・クリントの設計がコンペティションを勝ち抜き設計者に決まる。しかし、その工事開始は1921 年に入ってから。そう、第一次世界大戦終了後なんですね。
そして、1927 年には塔の部分のみが完成し、彼の死後、息子のコーア・クリントが引き継ぎ、1940 年についに全体が完成。
使われたレンガの数は 500 万個とも600万個とも言われ、その数のレンガを伝統的な工法でこれだけの建築物を完成させるにはいったいどれだけの労力と月日が必要だったのかと考えると気が遠くなります。
周辺の建物も同じくイェンセン・クリントによるもの。教会同様の意匠、素材が用いられ、街並全体が教会の美しさを一層引き立てていますね。
正面入口。
いよいよ中に入ります。
ピーーーンッっというかもはやキーーーーーンと張り詰めた静寂の空間。
今までに感じたことのない空気感。
みんなそれぞれポツポツと思い思いの椅子に座り、瞑想。
どれくらい座ってたかな?
結構長いこと座ってた。
それぞれ、何を想い、何を感じてたか。。。
なんか、頭の中空っぽになってた気がする。
「無」というか、思考がオフになる感じだったなー。
外に出て、参道を歩く。
背の高い木々が整然と並ぶ参道。
参道は一直線に教会のファサードに向かって計画されてある。
この参道の両サイドは墓地だ。
でも、墓地といっても日本のような暗い印象ではなく、公園そのもの。
芝生に、埋葬されてる方のプレートが並べられていて、お花が供えられている。
お墓ってイメージじゃないなー。記念碑みたいな印象。
最後はサトコさんと4人で記念撮影。